「スカウティングを体得し、見事に実現したチームの勝利」 〜2015年J2第11節横浜FC戦レビュー〜

jef_review 横浜FC

Pocket

千葉VS横浜FC
1前半0
2後半0
3合計0
13シュート6
7GK10
5CK0
20直接FK21
1間接FK7
0オフサイド4
0PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーー ネイツ  ーーーーー
ー谷澤ーーー町田ーーー井出ー
ーーー健太郎 ーパウロ  ーーー
ー太亮ー大岩ーーキムー金井ー
ーーーーーー高木ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー

岡本
田代
北爪
伊藤
佑昌
水野
オナイウ


【得点】
17′金井 貢史③
53′中村 太亮①
90+2′田中 佑昌①

【交代】
60′ネイツ ペチュニク➡オナイウ 阿道
71′井出 遥也➡田中 佑昌
84′町田 也真人➡田代 真一

【警告】
72′田中 佑昌
80′中村 太亮

 


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑤
井出 遥也③
キムヒョヌン③
金井 貢史③
パウリーニョ②

森本 貴幸①
オナイウ阿道①
中村 太亮①

田中 佑昌①
<アシストランキング>
ネイツ ペチュニク③
田中 佑昌③
中村 太亮③
谷澤 達也②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
<警告ランキング>
谷澤 達也③
高木 駿②
キムヒョヌン②
中村 太亮②

金井 貢史①
井出 遥也①
ネイツ ペチュニク①
パウリーニョ①
佐藤 健太郎①
田中 佑昌①

 


<超個人的選評>

【21:高木駿: 5.5】
ピンチらしいピンチがほとんどなく、無難な処理に終始。後半ゆっくりビルドアップするときに落ち着いてボール回しに参加し、二試合連続のシャットアウトに微力ながら貢献。

【2:大岩一貴: 5.5】
相手の執拗な左サイドからの攻撃に押し込まれるシーンが続いたが、要所要所は体をはってしのぎ、無失点試合を達成。しっかりラインコントロールをしていたものの、課題のビルドアップはいい形で縦パスが入らないシーンが散見された。

【20:キムヒョヌン: 6.0】
大久保に対してヘディングでしっかり応戦し、無効化することに成功。セットプレイではまた惜しいシュートを放ち、チームのストロングポイントとなりつつある。

【17:中村太亮: 7.0】
セットプレイはもはや我々のストロングポイントになりつつある。そのバリエーションに直接FKが仲間入りしたことはチームにとっても非常に大きいのではないだろうか。あの柔らかいシュートを打つことが出来ることは正直見たことがなく、あのキックができると相手もゴール前でのファールはしづらくなるだろう。これでセットプレイからの得点は7点目。課題の守備面を改善するように関塚監督からコメントがでているが、後半左サイドから執拗に攻められたところはじっくりと改善してもらいたい。

【13:金井貢史: 7.0】
本人がコメントしている通り、スカウティング通りに大外を狙って先制ゴールをゲット。本人はネイツ、キムの陰に隠れてずっと狙っていることもあり、ようやくセットプレイでの得点となった。大岩も含めて4人がしっかりと得点に絡めるようになってくると、チーム最大の武器として機能していくだろう。守備面では井出とうまく連携し、ほとんど右サイドからクロスを上げられることはなかった。金井はチームの武器になりつつある。

【16:佐藤健太郎: 6.5】
パウリーニョに対するバランサーとして中央からの侵入はほとんど許さなかった。太亮、谷澤との連携も昨年以上に良くなってきており、谷澤が欲しいところでうまく縦パスを入れられるようになってきている。後半田代が入ってからの前線でのチェイシングはいい感じでクロージングモードに導いてくれており、時折前線に出て行く回数も増えてきており、このチームでやるべきことが明確になってきている。

【5:パウリーニョ: 7.0】
谷澤のコメントにもあったが、谷澤や太亮、町田が積極的にしかけられるのはパウリーニョがいるおかげ。ボールを失ってしまったところでもしっかりとファーストディフェンダーとして攻撃の芽を摘み取ることが出来ている。さらに2点目のFKの場面でも太亮が決めそうだということを感じ取って自分サイドでのキックを譲るあたりもキャプテンとしての千里眼をもっている。

【8:谷澤達也: 8.0】
得点はしなかったものの、ボールを受けてから何度も反転して相手を脅かすプレイに終始。対面の市村に対しては何度も抜ききるシーンを演出し、レッドカードに追い込んだところで勝負あり。その後もロングボールを華麗なタッチでボールを処理していくなどチームに攻撃のリズムを与え続けた。なんどかパスして欲しかったところもあるが、「いじられている」せいで自分で得点したかったこともあっただろう。連戦による疲れで左サイドの守備がおろそかになっているところは課題だが、「ジェフに谷澤あり」を示した試合だった。

【26:井出遥也: 6.0】
攻撃面ではあまり目立った活躍はなかったが、今日は守備面で地味に貢献し続けた。ほぼ相手の左サイドの攻撃をしっかりとブロックし、決定的なクロスを中島に上げさせなかった。攻撃面では早めに先制されてロングボールを蹴る展開となったところでセカンドボールをうまく拾えなかったところは残念だったが、裏に抜け出していく動きは今後も続けてほしい。裏に飛び出したシーンはしっかりとファールを取ってほしかったところだったが。

【14:町田也真人: 6.0】
スカウティング通りファーストプレイでダイレクトプレイでしっかりと崩したシーンは圧巻。あそこで点がとれていれば町田がヒーローだった。その後も動きの悪いネイツの代わりにしっかりと前から守備をしていってチームに貢献。ロングボールを入れてセーフティな展開だったためなかなか町田好みのパスが来なかったが、チームファーストのプレイに終始し、チームにリズムをもたらした。井出、佑昌、町田とのレギュラー争いとなるだろうが、町田は間違いなくチームにアクセントをもたらせる唯一無二のタイプとなるだろう。

【11:ネイツペチュニク: 5.0】
前半決定的なチャンスを2つはずし、守備面でも披露からかいい形で守備が出来ていなかった。空中戦も相手がかなりタイトに守備をしてくるタイプだったこともあり、いい形でボールをおさめることが出来ず初の途中交代。日本特有の暑さは東欧にはないと思うのでこの気候になれないと、しばらく停滞する可能性もありそうだ。

【19:オナイウ阿道:4.5】
今日はアピールすべき千載一遇のチャンスだったはずだが、相手のタイトなマークに苦しみ、ほとんどボールをおさめることが出来なかった。びっちりつかれてしまうとオナイウはうまくボールをおさめられないことを露呈してしまった。空中戦もボールの落下点をうまく探せていない模様で、まだまだ修行が必要そうだ。3点目もしっかりと自分が決めておきたいところ。

【6:田中佑昌: 7.0】
今日は途中交代で大きく貢献。谷澤のガス欠にあわせて左サイドに回り相手の執拗な太亮狙いのカバーに入る。攻撃面でも相手が前係なところもあるので裏をしっかり狙って何度もカウンターチャンスを演出。最後はしっかりと今期初得点をマークしクロージングに貢献。貴重なスーパーサブであり、前線からの守備、カウンター狙い、サイドバックのバックアップなど貴重な交代選手になりつつある。

【3:田代真一:6.0】
パウリーニョと健太郎を間で取ったような役割ができることがわかってきた。パウリーニョがスペースを埋めたときにしっかりと前からいくことができ、ボールをもらってシンプルにさばく健太郎のような役割も可能。最後に前からボールを取って3点目を演出し、勇人がいない貴重なバックアップとして計算がたちつつある。

【関塚監督: 7.0】
 先発は佑昌➡井出以外は変わらず。ただ戦い方は熊本戦とそんなに変わっていなかった。相手のストロングポイントである寺田は左サイドに入ったがそこと中里のラインをしっかりと前からプレスをかけほとんど中里を前に向かせなかった。さらにセットプレイもしっかりスカウティングしているところを見ると、今後もセットプレイは大きな得点源になっていきそうな予感がする。こういった狙いがしっかりとチームに落とし込めて、狙い通りに戦えているのはオリンピックを経験したコーチ陣の努力の賜物だということが伝わる試合だった。

 攻撃のための守備だとチーム全体がわかっているため、前から積極的にいきファールをもらい、サイドでコーナーキックをもらい、セットプレイで得点をしていくという好循環が出来つつある。もちろん太亮サイドのウィークポイントを相手が10人にもかかわらず狙われ続けたところは課題として残るが、それでも佑昌や田代を配備して0で抑えきるところは監督の采配による部分も大きい。

 これでクリーンシートは7試合目。J2最多クリーンシートをマークしており、ここがチームの原動力といって間違いない。これで再び自動昇格圏内に返り咲いた。

 森本の怪我でネイツに負荷がかかりすぎており、代役のオナイウも機能せず、トップの機能不足は見えているものの、他の選手でしっかりとカバーしているところは心強い。途中からはすこし体力温存を意識した戦い方も出来ており、少し王者のような戦い方もできているのは過去J2時代になかった姿だ。連戦も残り2試合、ここで連勝を重ねて、ライバルに差を付けていきたい。

↓↓クリックお願いします↓↓
にほんブログ村 サッカーブログ ジェフユナイテッド千葉へ
にほんブログ村

« »