「連戦のお疲れモードで課題が露呈される試合に」 〜2015年J2第12節 東京ヴェルディ戦レビュー〜

jef_review 東京ヴェルディ


千葉VS東京V
0前半0
0後半0
0合計0
6シュート12
13GK9
3CK3
11直接FK16
2間接FK3
2オフサイド3
0PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーー ネイツ  ーーーーー
ー谷澤ーーー町田ーーー佑昌ー
ーーー健太郎 ーパウロ  ーーー
ー太亮ー大岩ーーキムー金井ー
ーーーーーー高木ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー

岡本
田代
北爪
伊藤
井出
水野
オナイウ


【得点】

【交代】
63′町田 也真人➡井出 遥也
72′田中 佑昌➡北爪 健吾
86′ネイツ ペチュニク➡オナイウ 阿道

【警告】
19′中村 太亮
38′佐藤 健太郎
53′大岩 一貴
80′谷澤 達也

 


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑤
井出 遥也③
キムヒョヌン③
金井 貢史③
パウリーニョ②

森本 貴幸①
オナイウ阿道①
中村 太亮①

田中 佑昌①
<アシストランキング>
ネイツ ペチュニク③
田中 佑昌③
中村 太亮③
谷澤 達也②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
<警告ランキング>
谷澤 達也④
中村 太亮③
高木 駿②
キムヒョヌン②
佐藤 健太郎②
金井 貢史①
井出 遥也①
ネイツ ペチュニク①
パウリーニョ①
田中 佑昌①
大岩 一貴①

 


<超個人的選評>

【21:高木駿: 7.0】
ブルーノコウチーニョの一対一を積極果敢に飛び出してビッグセーブ。ほとんどせめてのない苦しい試合を本人のセーブでもり立てた。夏場になってくると高木の活躍はキーポイントになってくるかもしれない。

【2:大岩一貴: 5.5】
0で抑えたという意味では大岩自身は無難な出来だと言うことかもしれないが、ブルーノコウチーニョに抜けられたシーンは反省すべきところ。前からのプレスがかからなくなるとああいった展開を作られるのだが、そのときにの本人のアプローチは引き出しを増やしてほしいところだ。

【20:キムヒョヌン: 5.5】
空中戦に関しては問題ない所だったが、平本や杉本といったスピード系のFWへの対峙はかなり手こずっていた。足が早い選手の対応はボランチやサイドバックと連携していかなければならないので、しばらく時間がかかりそうだ。

【17:中村太亮: 5.5】
前線が停滞モードの中、数少ないチャンスを演出。ペナルティエリアまで侵入したシーンは直接狙わずあわせにいってほしかった。守備面では相変わらず狙われてしまっており、危ないシーンも何度かあった。

【13:金井貢史: 5.5】
守備面では安定したプレイを演出し、ほとんど右サイドからの突破は許さなかった。途中北爪が入ってきて前線に入ったが、守備的なチェイシングを期待したのだろうか。前線に入ってからの攻撃は可もなく不可もなくと言った感じか。連戦でお疲れモードの中、頑張って走っていたのはたたえたいところ。

【16:佐藤健太郎: 5.5】
途中まで前線のFWを自由にさせない働きをしていたが、前のプレスがルーズになってからやりようがなくなってしまった。健太郎のスキルセットでスペースカバーリングをやっていたものの、苦しい展開が続いた。攻撃面も太亮の横でオーバーラップをしていたが、いい場面でクロスを蹴らなかったり、バックパスを選択するシーンはやはりもったいない。攻撃参加の選択肢は増やしてもらいたいところ。

【5:パウリーニョ: 5.5】
個人で解決できる一対一は相変わらずの素晴らしい出来だったが、愛媛戦同様ロングボールを蹴られてしまうとやはりいい位置でボールをとれる回数は減っていってしまうので、そろそろ別のアプローチをトライしていく必要がある。攻撃面もらしくないミスパスも散見され、パウロの疲労も蓄積しているなと感じる試合だった。

【8:谷澤達也: 5.5】
攻撃の起点がほぼ谷澤だのみになってしまっており、頼もしいのだが迫力がかけるできとなってしまった。也真人やネイツとの連携があまりよくないのか、決定的な仕事を作れなかった。最後にいらないイエローを喰らい次節出場停止。谷澤がいないチームの攻撃力低下は非常に心配なものがある。

【6:田中佑昌: 5.5】
いい形で試合にはいっていたものの、佑昌のフリーランニングに対して、ファジーなロングボールしか来ないため、なかなかいいチャンスを作ることは出来ず。守備面は持ち前の走力を生かして無難な対応をしていたが、攻撃面では物足りなさが残る。ネイツとのコンビネーションも次のステップに進まなければならない。

【14:町田也真人: 4.5】
とにかくラストパスの精度が低かった。何度かいいチャンスをつくれる場面でボールを受けるも、パスが素直過ぎで相手にカットされるシーンが何度かあった。ドリブルをして前を向いてからのパス精読向上は課題だ。守備面もネイツの倍走らなければならないものの、途中から体力低下ではまらなくなってしまい、途中交代となった。

【11:ネイツペチュニク: 4.5】
お疲れモードは続いている。守備面でのパフォーマンスは低下しており、チーム全体にしわ寄せはきている。攻撃面もなかなかいい形で競り勝つことが出来ず、フリックの成功確率は低い。うまく胸で抑えるなどしてほしいが、森本の復活を期待してしまう出来だった。攻撃面もリズムを停滞させるプレイが多く、ネイツ攻略法は相手にわかってきてしまっている状態だ。連戦を乗り切り、リフレッシュしたネイツを早く見たいものだ。

【26:井出遥也:5.5】
井出が入ってからリズムがよくなった。この試合はビルドアッパー不足が課題だったので、井出はしっかりボールを持てて時間をつくることができた、裏に抜けるフリーランニングも繰り返し、チャンスの回数は増えていった。守備面はネイツの問題もありあまり機能せず。

【4:北爪健吾: 6.0】
この難しい試合でサイドバックに入り、再びリズムを取り戻すきっかけを作っていた。攻撃面でも持ち前の走力でオーバーラップを繰り返し、チャンスを演出していたが、やはりクロスの精度はややおちるので、更なる飛躍に期待したい。

【19:オナイウ阿道::5.0】
試合時間が少なかったが、最後のシーンは決めてもらいたかった。

【関塚監督: 5.5】
 先発は井出➡佑昌。ここの部分はあまり戦術的な意味は少ないのかもしれない。単なるターンオーバーで使っている印象か。ただ、今日の東京V相手の戦いを考えると最初は井出でよかったかもしれない。それぐらい今日はロングボールでクリアをしてセーフティな戦いに終始しすぎた。あれだけ後ろからロングボール主体でキックしてしまうと、前線が持たないのは明白。ネイツが収まらないということもあるが、パスコースを見つけてつけパスをする回数をもう少し増やしてもよいのではと思わせる試合だった。それでも加点しているシーンではこういった戦い方もよいのかもしれないが、明らかにヘディングの後のこぼれ球をしっかりとヴェルディに奪取されていたので、相手もわかっていたのだろう。

監督自身も連戦で判断が鈍ったとコメントしているが、こういった試合展開になったときにこそ、判断力を高めて少ないチャンスをものにしなければいけないと感じる試合だった。特に気になったのはラストパスの精度。カウンターでいい形で攻め込むもラストパスが相手にカットされてしまうもったいないシーンは多かった。そんなに難しくないパスで相手を攻略できるのだが、そこで一ひねりしてしまう選手が散見された。こういう部分の判断が大事なのだろう。加えて、自分の特徴ではクロスを上げられないといった場面でも、タイミングが良ければシンプルに上げてほしい場面もあった。ここはチーム全体の課題であり、引いた相手を崩すときにも同じことが言える。難しいプレイはいらないのでそこの判断スピードを上げていってもらいたいところ。

 また、根本のチームコンセプトである守備が連戦の疲れで機能しなくなっている。ネイツがトップに入ってからというのもあるが、前線がうまくチェイスできない、自由にロングボールを蹴られる、リスクマネジメントでどんどんラインが下がる。ボールがとれる位置が低い、とってもロングボールでクリアがせいぜい、の繰り返しモードが続いている。ボールを取った後に後ろでビルドアップがあまり期待できないので仕方がないが、チームとしてどう立て直すのか、讃岐戦は注目したいところだ。

 今日の練習は完全非公開。谷澤が出場停止ということもあるが、何らかのフォーメーションチェンジもあるのかもしれない。連戦ラスト1試合、新しいジェフの取り組みに期待したいところだ。

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