「4バックシフトを見逃さず、見事な交代劇でウノゼロゲームを達成」〜2015年J2第13節 カマタマーレ讃岐戦レビュー〜

jef_review カマタマーレ讃岐

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千葉VS讃岐
0前半0
1後半0
1合計0
15シュート5
6GK15
6CK0
16直接FK9
2間接FK1
2オフサイド1
0PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー森本ーーーーーー
ー井出ーーオナイウーー水野ー
ーーー健太郎 ーパウロ  ーーー
ー太亮ー大岩ーーキムー金井ー
ーーーーーー高木ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー

岡本
田代
北爪
伊藤
佑昌
町田
ネイツ


【得点】
76′ネイツ ペチュニク⑥

【交代】
67′井出 遥也➡ネイツ ペチュニク
73′水野 晃樹➡北爪 健吾
79′森本 貴幸➡
田代 真一

【警告】
45+1′井出 遥也
87′ネイツ ペチュニク
90+1′田代 真一

 


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑥
井出 遥也③
キムヒョヌン③
金井 貢史③
パウリーニョ②

森本 貴幸①
オナイウ阿道①
中村 太亮①

田中 佑昌①
<アシストランキング>
ネイツ ペチュニク③
田中 佑昌③
中村 太亮③
谷澤 達也②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
佐藤健太郎①
<警告ランキング>
谷澤 達也④
中村 太亮③
高木 駿②
キムヒョヌン②
佐藤 健太郎②
井出 遥也②
ネイツ ペチュニク②
金井 貢史①

パウリーニョ①
田中 佑昌①
大岩 一貴①
田代 真一①

 


<超個人的選評>

【21:高木駿: 5.5】
危ないシーンは2度ほどあったが一つは正面でしっかりとキャッチ、ひとつはリスクマネジメントを考慮し下に落とした。5本しか打たれていないものの、冷静に対処。

【2:大岩一貴: 6.5】
難しい試合だったが、落ち着いて冷静に対応。最大のピンチは足を出してシュートブロックしことなきを得た。頃合いを見計らってしっかりと攻め上がっており、落ち着いたプレイは増えてきている。課題はラストの木島をフリーにしたところぐらいか。

【20:キムヒョヌン: 6.0】
我那覇に関してはしっかりと空中戦を制御し、カウンター時も自由にさせなかった。セットプレイでは惜しいシーンもあったが、足元のシュートはもう少し練習してほしいところ。

【17:中村太亮: 6.5】
讃岐対策として、前半は内側でボールをもらい、後ろからつけパスをするプレイが見えた。リスク回避型のプレイで前半は静かなボール回しだったが、後半相手が4バックになって前がかりになってから、太亮らしい上がりが見られるようになった。決勝点のクロスは申し分なく、セットプレイ時のキックも安定している。森本に出したようなスルーパスも出せるのであれば真ん中にドリブルで入ってくるのも攻撃のバリエーションが広がる予感。

【13:金井貢史: 6.5】
太亮同様、前半は内側でボールをもらい、後ろからのボール回しに参加。ここでは非常に落ち着いたプレイを見せて、ボランチの素養をアピール。後半北爪が上がってからサイドハーフに上がっても冷静なパス回しでポリバレント力の高さをアピールした。守備面は安定の出来。サイドハーフに上がって守備をしっかりできると、右側はかなり強固になる。

【16:佐藤健太郎: 6.0】
前半はボランチの位置から勇人的フリーランニングをトライし続け、相手の守備をこじ開けようと貢献。もう少し積極的に縦パスを入れてもいいかなと思う場面もありつつ、そこはもう健太郎のスキルセットだと思うしかない。後半もあきらめずに走り続けたことが決勝点のヘッドアシストにつながった。健太郎が点に絡んでくるのは非常に好印象。4-1-4-1になってからは安定の前プレで相手の攻撃開始スピードを遅らせた。

【5:パウリーニョ: 6.0】
パウリーニョ的守備を見せる場面はほとんどなく、むしろサイドチェンジの起点としてチームに貢献。前半は難しい入りだったと思うが、焦らず、落ち着いて相手の体力消耗のためのボール回しに貢献。後半は裏にボールをシンプルに供給し続け、相手のアップダウンの回数をふやさせた。

【26:井出遥也: 5.0】
前でボールを受ける役として何度かいい走りを見せていたが受けた後の森本とオナイウの連携はあわないことが多かった。パスミスということもあると思うが、もう少しコミュニケーションしていってもいいのかもしれない。

【29:水野晃樹:5.0】
一言で言うと、独りよがりなプレイに終始。周りとの連携が余り良くなさそうな印象を受けた。単純にクロスを放り込むのはいいのだが、はっきり言って讃岐の思うつぼだったと思う。クロスはワンツーとの2択にする、マイナスの場面までえぐりきるなどバリエーションを持たないとJ2では簡単に跳ね返されてしまう。セットプレイも太亮とうまく連携してほしいものの、自分の自我の押し出し感の方が見えてしまうような感じがして、ちょっと残念な感じがした。ボールキープという部分では次第点なので、もっとチームとの連携を高めていってほしいところ。

【19:オナイウ阿道: 5.0】
2トップでの器用だったが、森本との連携も悪く、くさびを受けた後マイナスへドリブルする悪い癖が抜けず、スピードダウンにどうしてもなってしまった。おそらくまだ視野が狭く、ボールを受けたときの周りの選手との駆け引きにうまく乗って来れていないのだろう。もう少しサッカーIQを上げていかないと、トップでの起用は難しいのかもしれない。それでも開始早々にああいう決定的な場面が転がってくるあたりはもっている男だ。まだ左サイドでのプレイの方が機能するのかもしれない。

【9:森本貴幸: 5.5】
怪我明けの久々の出場ということもあり、ボールが足に収まりきるシーンは少なかった。とはいえ、前からしっかり守備をしてくれた上で、攻撃面もやはりあの場所でボールキープしようとしてもらえると、チームも縦にくさびを入れたくなる。前半の決定的なシーンは決めてほしかったところだが、まだケチャップは出ない。

【11:ネイツペチュニク:6.5】
途中交代ということもあり、動きは軽快。相手のディフェンスも疲れてきていることもあり、いい形でボールを受けられるシーンが多かった。相手が4バックになったこともあり、フリーでボールを受けられるシーンも増え、決勝点につながった。最後のチャンスを決めてくれればさらに御の字だったが、本当はワントップ起用より、2トップでの起用の方が生きてきそうなタイプである。

【4:北爪健吾: 6.0】
相手が4バックになったタイミングで投入。あれだけ引かれると逆に北爪はフリーでボールを受けられる。物怖じしない性格は非常に好感が持てる。北爪のオーバーラップで徐々に相手に体力的ダメージを与えていった。こういった引いた相手の場合は貴重な交代カードになってきている。

【3:田代真一:5.5】
安定のクロージング投入。前からプレスをかけるだけでなく、そもそもボール奪取力が高いところをこの試合でもアピール。高い位置でボールをとり、ネイツに冷静なパスを供給し、チャンスを作った。パウリーニョの次のボール奪取男として長い時間でプレイを見てみたいものだ。

【関塚監督: 7.0】
 相手のカウンター時の基本戦術である、サイドバックがオーバーラップした時に、一気に人数をかけてカウンターを仕掛けるというスカウティングに呼応する形で、前半は太亮と金井をあまりオーバーラップさせず、ボランチポジションでボールを受けて縦パススイッチで相手の守備をこじ開ける戦術を取った。これが非公開練習の内容だったのだろう。体力を温存しつつ、健太郎が前に入りながら前線のワンツーや一対一で一人はがしてなんとかという堅い試合に持ち込み、讃岐のカウンターを封じた。ただ、相手も愛媛戦にみならい5バックで対峙され、非常に堅い前半となった。

 ただ、これだと1点がとれないのでなかなか難しい展開になるだろうと予想していたが、讃岐の方が先に動く。讃岐の切り札木島が投入され、4バックに変更。ここから相手の体力が落ちてきたこともあり、徐々にリズムがジェフになる。ネイツの投入も効いており、相手サイドでボールをうまく回せるようになってきた。相手が4バックになったところで、北爪を投入し、的確に相手にプレッシャーをかけていく采配はもはや関塚マジックと呼んでもいいのではないかというぐらい名采配だ。結果太亮のクロスからネイツのゴールが生まれ、ついに喉から手が出るほど欲しかった先制点をマーク。

 その後も田代を投入ししっかりとクロージングモードとなり、相手の単調なパワープレーをしっかりはじいて4試合連続のシャットアウトがち。これで順位は2位となり、再び自動昇格圏内へ。この連休を通じて森本が帰ってきたこと、北爪や田代が計算がたつようになってきたことは大きい。町田や水野、オナイウあたりはまだ不確実性が高いが、それぞれの持ち味はアピールし、課題とも言える選手層が徐々に厚くなってきている。何よりもディフェンス陣が安定していることはいいことだ。

 関塚さんは徹底的に守備からはいるチーム作りを心がけている。攻撃面は多少目を瞑ってでも守備力の高さが勝ち抜けることをわかっているのだろう。地味な試合展開は続くが、この戦い方がベースになってくれば、攻撃面は上積みできる訳だから、少しずつじっくりとチームを作っていってもらいたい。

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