「魂を込めて個の部分で勝つことできず、守備が崩壊」 ~2015年J2第15節ギラヴァンツ北九州戦レビュー~

jef_review ギラヴァンツ北九州

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千葉VS北九州
0前半1
1後半2
1合計3
22シュート5
2GK15
14CK1
13直接FK12
1間接FK1
1オフサイド1
0PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーー森本ーーーーーー

ー谷澤ーー ネイツ  ーー井出ー

ーーー健太郎 ーパウロ ーーー

ー太亮ー大岩ーーキムー金井ー

ーーーーーー高木ーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

岡本
田代
北爪
佐藤祥
佑昌
水野
オナイウ


【得点】

90′大岩 一貴①

 

【交代】
谷澤 達也→水野 晃樹
ネイツ ペチュニク→オナイウ 阿道
73′井出 遥也→北爪 健吾

 

【警告】

45+2’パウリーニョ④
72′キム ヒョヌン③

 

 


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑥
井出 遥也④
キムヒョヌン③
金井 貢史③
パウリーニョ②
森本 貴幸①
オナイウ阿道①
中村 太亮①
田中 佑昌①
大岩 一貴①
<アシストランキング>
ネイツ ペチュニク③
田中 佑昌③
中村 太亮③
谷澤 達也②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
佐藤健太郎①
オナイウ阿道①
<警告ランキング>
谷澤 達也④
パウリーニョ④

中村 太亮③
キムヒョヌン③

高木 駿②
佐藤 健太郎②
井出 遥也②
ネイツ ペチュニク②
金井 貢史①
田中 佑昌①
大岩 一貴①
田代 真一①

 


<超個人的選評>

【21:高木駿: 5.0】
ゴールシーン以外はピンチはなし。ということはゴールシーンでのストップをしてほしいもの。3点目のスライディングは小松のスピードを頭に入れていなかったもの。2点目のスライディングは先にいくことで取られてしまうもの。身長差をアグレッシブな飛び出しでカバーしたいが、判断をミスるとこういった結果になってしまう。守備全体の構築も含めて立て直しを求む。

【2:大岩一貴: 5.5】
2点目のシーン。ダイレクトパスとはいえ、食いついてはいけないところ。キムが出ていったところで、小手川がフリーなので、自分がアタックしてはいけなかった。最後のオーバーラップからの得点は目を見張るものがあったが、序盤の守備が前からボールが取れなくなっているのは構造的に問題があることの証左。しっかりと話さなくてはならない。

【20:キムヒョヌン: 4.0】
小松塁を全く押さえることができなかった。空中戦の競り合いにも勝てず、ポストプレイ時のアタックもうまくブロックさせてボールを奪えず。1失点目の競り合いは競り合いで押さえられて負けており、2失点目はダイレクトプレイでいなされ、3失点目は簡単に裏を取られた。セットプレイ時もべったりと体が疲れてイライラして肩をぶつけてイエローをもらい、踏んだり蹴ったりの一日。今日はキムの課題を整理するには分かりやすい日だったが、小松塁を押さえられないようではJ1クラスのFWに永遠に太刀打ちできない。

【17:中村太亮: 5.0】
何度も惜しいチャンスは作っていた。そこのパフォーマンスに関しては、相手が北九州と言うこともあってがんばっていたが、決定的チャンスを自らのエゴでシュートをうちに行ったのであればしっかりときめないといけない。さらに1失点目は星原が気になっていたものの、絶対に小手川を話してはいけない場面だった。太亮はそういうアリバイ守備のシーンが多く、ファーストのピンチぐらいしっかりとタイトで行かないとこういった試合展開になってしまうことを身をもって体験した試合。副キャプテンとして、チームでどうするべきなのか、そろそろ締めていってもらいたいところ。

【13:金井貢史: 6.0】
唯一、気持ちが入って戦っていた。自分のサイドからは突破されている部分に関しては前の選手も含めて考えなければならない。トップで使われたことは正直意外だったが、気持ちは入っていた。金井のような気持ちで毎回戦うのは難しいのかもしれないが、今日のような試合展開でこそ金井のようなスピリットを持って戦わないと、自動昇格は難しいということだ。

【16:佐藤健太郎: 5.5】
攻撃面では徐々にいい形でフォローに入ってきているのはプラス要素だが、やはり勇人のようにがっつり守備にいけないところは、序盤ボールを取りきることができていたチームでなくなっている要因のような気がしてならない。どちらかというと受けてボールをインターセプトするタイプなので、時間がかかるかもしれないと思った試合でもあった。次節パウリーニョ不在でどう戦うのか。見ものである。

【5:パウリーニョ: 5.0】
徐々に相手にばれてきているのかもしれないが、かなりボールが取れなくなってきている。周りとの連携もあるが、2試合連続ボランチがいなされているシーンを見ていると、ちょっと今後の戦い方に影響が出てきそうな印象。2点目もパウリーニョがつぶしきれずにでたスルーパスなので、周りとの連携も含めて一度戦い方の再考が必要な段階に来ているかもしれない。

【8:谷澤達也: 5.0】
無得点なのだからか、出すべき場所でシュートを打ち、打つべきどころでパスをだす悪循環が気になる。前を向ける相手だったということもあり、かなり自由にやっていたが、森本やネイツをそこまで信頼していないということもあるのか、中々真ん中の二人といいコンビネーションを作れないのは気がかりなところ。

【26:井出遥也: 5.0】
最初のビッグチャンスを浮かさず流し込めば展開は全く違ったものだったろう。この部分を突き詰めていけばミスタージェフになれる存在だ。谷澤と同じく、森本とネイツのコンビネーションはそこまでよくないのは気がかり。あとは守備面。特に後半から守備がはまらなくなる要因の一つなので、しっかりと課題に取り組んでもらいたい。

【11:ネイツペチュニク:5.0】
前半のヘディングポストは惜しかったが、ワンツーダイレクトが少ないのは攻撃のブレーキに相変わらずなっている。時間は作れるがラストの崩しの部分はまだまだ整理が必要なのかもしれない。途中からクロスの雨あられになるのであれば残していてもよかったのではと思ったが。

【9:森本貴幸: 4.5】
普通のプレイヤーであれば5.0を与えてもいい出来ではあったが、エースストライカーの座に君臨していたいのであれば、全く持って物足りない。試合中に関塚さんに檄を飛ばされていることも含めて、まずは守備の仕事をこなし、攻撃面ではもっと積極的にシュートをうってもらいたいところ。最近の森本は一度もらって幅広く仕事をしようとしすぎている。どうせトラップするのであれば、強引にでもダイレクトでシュートを打ってもらいたいシーンは見受けられた。

 

【19:オナイウ阿道: 5.5】
今日は、タイトな守備をする相手でなくスペースがあったので、ボールは比較的おさまっていた。ペナルティエリアへの入り方は良くなってきており、一点返すのに貢献。ただアタッキングサードで中々いい形でボールを呼び出す動きは物足りない。スピードがあるので裏を狙うためのダイアゴナルランなどはどんどん身につけていってほしいところ。

【29:水野晃樹: 6.5】
今日はとにかく戦う気持ちが伝わってきた。その部分はチームに活性化する要素を十分に与えた。自らのクロスも含め、1点返すのに大きく貢献したのは、今後のプラス要素。ロングスローすることで周りに上がれと強く指示を出す姿は心を打たれたし、最初のフリーキックで太亮に絶対に譲らないオーラを出し、おしくもポストまでという精度の高いキックを繰り出したのは、関塚さんが狙っている「ビハインドでの切り札」として輝きだしている証拠。ここまでのパフォーマンスになってくれば、スタメンでも見たくなる。

【4:北爪健吾:5.5】
関塚さんのコメントを見る限り、左右両方でクロスをするために揺さぶりをかける役割としては十二分に全うしていた。北九州が防戦一方にするピースとしては役に立った。ただ、自らクロスを上げるといった部分では物足りないものがあるので、継続的に切磋琢磨してもらいたい。

 

【関塚監督: 5.5】

 おそらく、関塚さんが怒り心頭の試合だった。久々のベストメンバーで送り出しているにもかかわらず、ボランチの風間、加藤をパウリーニョ、健太郎が抑えることが出来ず、キムが小松を抑えられなかったのは、正直個の力で競り負けた試合と言っても過言ではない。シュート数を5本に抑えたということよりも、決定的なシーンを3回も作られている方に課題設定しなければいけないほど、チームとして機能していない試合だった。ほころびをひもとくと前線でのボールの取りどころをチームでいまいちコンセンサスをとれていないところと、アタッキングサードに入られたところでの個人戦術面でしっかりと対峙する処方箋を若い選手達が持ち合わせていないことを痛感した試合となった。

しかしながら、難しい人材が多いのは事実。我が強いメンツが集まっているのはいいことだが、谷澤、ネイツ、森本と豪華が、選手間の特徴をふまえてプレイをしていないことも事実。そこに対して関塚さんが示唆を見いだせていないのが現状。個人的にはネイツも森本も谷澤もレギュラー確保に至っていないという意識を芽生えさせて、競争環境を作った方が、8月9月の戦いにむけて幅広い受けをできるようになるのではないかと思う。

 もちろん関塚さんはそういうところも含めて理解しており育成のために交代選手を投入しているが、選手の声を聞いていると、金井や水野、そして勇人のように「勝負のために120%身を粉にする」選手がまだまだ少ないのが現状だ。谷澤や太亮、健太郎あたりは、自分のプレイスタイルに固執するだけでなく、新しいチャレンジのためのトライアルを自分のやりたいスタイルと違ってでもやってみる意識がないとおそらく自動昇格にはつながらない。関塚さんが行っている途中交代の采配が長期的成長視点で選んでいると思うので、そういった感覚をすべての選手が感じてフォアザチームのためのプレイを身につけようという意識をどれだけ植え付けられるか、自動昇格のためのリトマス試験紙はそこにあると思う試合だった。

ほころびが見え隠れするジェフ。6月は上げ基調のチームとの対戦が続くので、ここで取りこぼさないようにすることができるか。そこを達成するための課題を北九州戦でつきつけられたことをポジティブにとらえ、6月の反攻をめざしたい。

 

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