「個々の能力を上回る為には一意専心しかない」〜2015年J2第24節 ジュビロ磐田戦レビュー〜

jef_review ジュビロ磐田

Pocket

千葉VS水戸
0前半0
1後半1
1合計1
8シュート12
8GK12
2CK6
8直接FK11
3間接FK4
3オフサイド2
1PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーオナイウーーーーー

ー谷澤ーーー町田ーーネイツー

ーーーー勇人ーーパウローーー

ー大岩ー富澤ーー栗山ー金井ー

ーーーーーー岡本ーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

高木
田代
北爪
佑昌
健太郎
井出


【得点】

【交代】

56′オナイウ 阿道→安 柄俊
74′谷澤 達也→田中 佑昌
82′町田 也真人→井出 遥也

【警告】

45+3′大岩 一貴③
53′町田 也真人
86′金井 貢史⑤


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑨
井出 遥也⑤
キムヒョヌン④
金井 貢史③
パウリーニョ②
森本 貴幸②
大岩 一貴②
オナイウ阿道①
中村 太亮①
田中 佑昌①
水野 晃樹①
町田 也真人①

<アシストランキング>
中村 太亮⑥
ネイツ ペチュニク③
田中 佑昌③
谷澤 達也③
町田也真人②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
佐藤健太郎①
オナイウ阿道①
森本 貴幸①
安 柄俊①

<警告ランキング>
パウリーニョ⑥
ネイツ ペチュニク⑥
谷澤 達也⑥
金井 貢史⑤
井出 遥也④

中村 太亮③
キムヒョヌン③
大岩 一貴③
高木 駿②

佐藤 健太郎②
町田 也真人②

田中 佑昌①
田代 真一①
岡本 昌弘①
栗山 直樹①
佐藤 勇人①

 


<超個人的選評>

【1:岡本昌広: 4.0】
GKは何度スーパーセーブがあったとしても、1度のミスで失点してしまえば、それはGKの責任である。81分までだましだましゲームを殺していたのであれば、あの場面はセーフティにパンチングが出来たはずだ。相手が背の高いFWとはいえ、あの判断ミスはお粗末すぎる。

【15:富澤清太郎: 5.5】
後ろからのビルドアップはもはやジェフの新しい武器に。金井へのロングボールはリスクマネジメントという意味においても中心となるだろう。守備面でも要所要所でしっかりと体を張り、ここはやらせないという場面もわかっているのはJ1での場数か。今後は富澤を中心とした戦い方がベースになっていくことは間違いない。

【24:栗山直樹: 6.0】
キムの怪我により急遽出場ということになったが、ジェイ相手にヘディングでしっかりと応戦。空中戦である程度戦えることを印象づけた。ビルドアップ面でもスカウティング通り、しっかり左サイドバックの裏を蹴り続けた所を見ると、ある程度戦術眼がありそうだ。ほとんどミスもなく、キムや大岩に対してレギュラー争いに名乗り出た。

【2:大岩一貴: 5.0】
左サイドバックで久々の先発だったが、失点までの守備はそれなりに無難にやれていた。ビルドアップ面では若干物足りないものはあったが、致命的なミスはほとんどなかった。太亮のバックアップ的な存在としてはメドがたったが、失点のクロスはもう少し寄せてもいいはず。あれを寄せれないから勝ちきれない。

【13:金井貢史: 5.0】
スカウティング上は金井がキーマンだったが、駒野が相手でいい形はほとんど作れなかった。守備面でも金井の内側にパスをいれられて危ないシーンをつくられるシーンもあり、徐々に金井の弱点が見え隠れしている。

【7:佐藤勇人: 5.0】
バランサーとしては可もなく不可もなく。守備としても可もなく不可もなく。つないで要所要所でボールを入れる戦い方だったので勇人がオーバーラップするシーンは少なかったが、この戦い方だと勇人のよさは生きてこない。FWとの連携はもっと深めてもらいたいものだ。

【5:パウリーニョ: 5.0】
セットプレイは正直物足りないものがある。也真人の方がまだ可能性があった。守備面もあせってしまうシーンも増えてきており、相手もパウリーニョ対策が整っているのだるう。失点シーンは不用意に行く必要はなかった。ここらへんの判断がパウリーニョ自身の今後の課題なのだろう。

【8:谷澤達也:5.0】
大岩がパートナーだったこともあり、なかなかいい形でボールを受けられず。オナイウとの連携も余りなく、孤立気味のプレイだった。やはりつなぐサッカーで谷澤は生きるのだが、他の選手との組み合わせで影を潜めるのはむずかしいところだ。

【11:ネイツペチュニク:5.5】
右、左と前を向いてボールを受けられた方がそれなりにプレイは出来るが、やはりへんなところでしかけてボールを奪われるシーンは散見される。最後は前ではってもよかった気もするが、失点後はネイツを生かすことが出来なかった。太亮がいないのでなかなかいいボールもこなかった。

【14:町田也真人:5.0】
屈強なCBが相手だとほとんどボールキープができない。伊野波と藤田相手に空中戦はもちろん勝てず、ビルドアップでもいい形で絞られてノートラップのパスは相手に合わず。最後の失点シーンは、積極性を口にしていたのになぜシュートを打たなかったのか。ああいった形から失点したシーンはすでに経験をしているはずなのだが、、リスクマネジメントも考慮してシュートを打つ意識を強めてもらいたい。

【19:オナイウ阿道:5.0】
代表クラスの守備相手に、まずまず貢献したが、まずまず貢献しただけというところが何とも言えないところだ。最初はいい形でボールが入っていたが、相手が慣れてきてからはなす術がなくなった。守備面ではある程度役割を担うことが出来ていたが。成長を期待するしかない。

【18:安 柄俊:5.5】
ヘディングはある程度機能していたが、磐田相手ではなす術はなかった。前を向いてボールを受けられると存在感はあるのだが、今後の連携強化はマストだ。

【6:田中佑昌:5.0】
最近は途中交代後チームが悪くなるパターンが多い。個人的には佑昌の交代で関塚さんのメッセージがいまいち読めないまま失点シーンを迎えた。守備面は荒さが目立つので、なかなか起用が難しい選手になりつつある。

【26:井出遥也: 5.0】
失点後投入されたが、特に何かをするわけでもなく。パワープレーになり、なおさら存在感は薄れた。

 

【関塚監督: 4.5】

 ライバルの磐田に対して、選手一人一人はよくやった、そんな戦いにも見える試合だった。序盤からあまり積極的に守備に来ない磐田に対して、富澤を中心に後ろからビルドアップをしながら、要所要所で相手の裏にボールを供給する戦い方が基本コンセプトだった。オナイウは基本的に駒野や櫻内にながれ、そこにボールが供給されたタイミングで2列目がフォローに入る戦い方。今までやってきたロングボールでカウンターを食らいづらいリスクマネジメントを重視した戦い方に富澤の加入によって、自分の時間もある程度つくることが出来ることで体力の消耗をコントロールするといった感じだ。見事に前半はゲーム自体を殺して、アウェイゲームらしい入り方だったと言える。

個人的に気になったのは、交代の采配。オナイウを早めに交代。いい形で前を向いてボールをもらい、シュートまで行ったシーンもあったので、オナイウ自身も手応えはあったと思うが、予定通りの交代だったのかもしれない。一方安はどちらかというとどっしりと動かないタイプのため、磐田はとても守り易くなってしまった。そこからはあまり効果的な攻撃が出来なくなってしまった。とはいえ相手もこのジェフの戦い方をしているのでそんなに効果的な攻撃をすることもできておらず、このまま0−0で行くというプランもあったはずだ。

気になったのは、谷澤→佑昌への交代。ここでのメッセージは点を取りにいけというメッセージなのか、いままで通りなのかちょっとわからない感じになった。個人的にはチームに対して、しっかりと点を取ってこいのメッセージが入ったようにも思えた。だんだんオープンな展開になっていくことで点のにおいを感じる機会もあったが、ピンチも次第に増えていく。そして、也真人のシュートではなくパスの選択、その後慌ててパウリーニョがいき、かわされ、ピンポイントクロスに対して、岡本の判断ミスといった流れとなった。その後は井出を入れても、終始パワープレーのような状態となり、効果的な攻めは全く出来ないまま、ジエンドとなった。

そもそも序盤勝てていたのはベースとなる守備がしっかりしており、そこから長いボールをいれて相手の陣地でサッカーをやる時間を増やし、セットプレイやクロスで手堅く点をとるというやり方だった。太亮の正確無比なキックが唯一のボール供給源であり、太亮に自由にボールを蹴らせるための谷澤といった感じだった。しかしこれもしっかり守られるとなると、元々攻撃の形を練習している訳でもないので、なすすべのないまま終わるといった感じだった。最も大岩・キムコンビだと後ろでそこまで正確につなげられる訳でもないのでそうせざるを得なかったという話もあるだろう。そこに富澤が入ったことにより。今日のような戦い方までは出来るようになっているのが現在地なのだろう。太亮だのみになってしまうが、戻ってきてからは少し改善部分があることを期待するしかない。

もう一点、根本的に気になるのは、この磐田の試合が2012年の昇格プレーオフ決勝と全く同じ読後感だということだ。堅い試合をやるときは序盤に点をとれないとひとつのミスでやられてしまう、踏ん張れない。特に大事な試合になればなるほど、この試合を引き分けて終えるのか、点を取りにいって終えるのか、そこらへんの判断がいつもチームで出来ていないで、カウンターから失点。特に前の選手にそれを感じる。谷澤はチームでどういう戦いをすべきか周りに伝えているか。ネイツにそういうプレイじゃないと試合中に伝えているか。オナイウの満足ポイントは正しいか。也真人はあのパスを選択したシーンをどのように考えていたのか。智の最後の試合で苦言を呈されていたが、コメント通り、死ぬ気でかけてやっていたのか。その意味は。特に今日のような個の力で対面する選手で勝てない相手に対してチームでどういった戦いをしていくかを突き詰めていかないと、成績は上回ることができない。補強することは簡単だが、2012ぐらいからいる若手ででている選手たちはそろそろそういう部分に意識をむけて戦えないといつまでたっても同じ位置だ。

関塚監督が就任して1年。そう考えると2012年のプレイオフとチーム熟成度という意味ではちょうど同じ時期だ。個人個人が何かひとつずつ課題を持つ中で、チームで何かを上回る意識を持たない限り、そうそう個人がうまくなっていくはずがない。そこにクラブ全体で意識しないと、ここから成長曲線は描けない。個々の能力を上回る為には「一意専心」、今年掲げたスローガンを全うする時期に来ている。

↓↓クリックお願いします↓↓

にほんブログ村 サッカーブログ ジェフユナイテッド千葉へ
にほんブログ村

« »