「後半の守備の意思統一が急務」〜2015年J2第32節 ギラヴァンツ北九州レビュー〜

jef_review ギラヴァンツ北九州

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千葉VS北九州
1前半0
0後半3
1合計3
8シュート15
8GK8
2CK4
11直接FK11
0間接FK3
0オフサイド2
0PK0
<スタメン>

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー松田ーー森本ーーーー

ーネイツーーーーーーー水野ー

ーーー健太郎ーーパウローーー

ー太亮ー富澤ーーキムー大岩ー

ーーーーーー高木ーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーー

岡本
栗山
金井
佑昌
谷澤
井出


【得点】
40′森本 貴幸④

 

 

【交代】

72′水野 晃樹→谷澤 達也
81′森本 貴幸→田中 佑昌
90′パウリーニョ→安 柄俊

【警告】

 


<得点ランキング>
ネイツ ペチュニク⑪
井出 遥也⑤
キムヒョヌン④
金井 貢史④
森本 貴幸④
パウリーニョ②
大岩 一貴②
オナイウ阿道②
松田 力②
中村 太亮①
田中 佑昌①
水野 晃樹①
町田 也真人①

<アシストランキング>
中村 太亮⑧
ネイツ ペチュニク④
田中 佑昌③
谷澤 達也③
町田也真人②
オナイウ阿道②
キム ヒョヌン①
パウリーニョ①
佐藤健太郎①
森本 貴幸①
安 柄俊①
井出 遥也①
<警告ランキング>
谷澤 達也⑦
パウリーニョ⑥
ネイツ ペチュニク⑥
金井 貢史⑤
井出 遥也④
佐藤 健太郎④

中村 太亮③
キムヒョヌン③
大岩 一貴③
佐藤 勇人③
高木 駿②

町田 也真人②
田中 佑昌①

田代 真一①
岡本 昌弘①
栗山 直樹①
森本 貴幸①
松田 力①

 


<超個人的選評>

【1:高木駿: 4.5】
何度もファインセーブがあったものの、あの流れを逸する飛び出しは修正すべきところ。あのタイミングでは受け手の原ということもあり、戻っていく仕草も必要なタイミングだった。飛び出しのマネジメントは高木の長期的課題だ。

【15:富澤清太郎: 4.5】
富澤自身のスピードの問題もあるが、富澤の周辺でピンチになる場面は多かった。センターバックでの起用が続くが、個人的にはボランチで出しておいたほうがリスクが少ないのではと思う出来。本人がまじめな性格ということもあり、思い悩んでいるのか、プレイに迷いが見える。

【20:キムヒョヌン:5.0】
天敵小松塁に対して、ハードワークで抑えていたものの、最後はフリーにしてしまった。裏に抜けるタイプのプレイヤーに対してはチームでどういった連携をしていくか改善が急務だ。

【17:中村太亮: 5.0】
上がる回数を減らしているものの、リスクマネジメントは出来ていない。特に後半体力が消耗してきてからはかなり左サイドからの突破が多かった。狙われているということもあるが、どのように守備をしていくべきか。そろそろしっかりとメスを入れないと繰り返すだろう。

【2:大岩一貴: 5.5】
太亮を上がり目にする布陣でほとんどオーバーラップすることはなかった。しっかりとふたをすることが出来ていたとは思う。ビルドアップ面では相手のプレスにやや手こずっていた。2失点目は小松についていてほしかったが。。

【5:パウリーニョ: 5.5】
途中まではボランチに対してしっかりとボールをゲインしてショートカウンターのきっかけをつくっていた。ただ、試合慣れしていないからか、体力面に難があることをこの試合でも見せた。2失点目はもう少しプレスをかけにいってもいいし。それ以外のシーンでも守りきるのか、攻めるのかチーム内がバラバラのまま試合が進んでおり、キャプテンが判断しなければ行けないタイミング。しっかりと話をしてもらいたいところだ。

【16:佐藤健太郎: 6.0】
天皇杯を挟むと久々のスタメンでの出場だったが、ボールをもらってから縦パスを入れるタイミングが早くなり、攻撃面でのスイッチ役として機能していた。裏に入れるタイミングも良くなってきており、個人的には伸びしろを感じる出来だった。守備面では周りがちぐはぐの中冷静にスペースを埋める働きをしており、全体のコンディションが不安定の中、安定した出来だったともいえる。

【29:水野晃樹:5.0】
久々の先発で、守備面ではようやくチームの戦術理解にあったプレイになってきているものの、持ち前のサイドアタックはなりを潜めた。前線の二人との連携もいまいちで、持ち前のクロスはなかなか出てこなかった。ネイツは左でもそこそこやれるのを考えると、水野の奮起は期待したいところだが。。。

【11:ネイツペチュニク:5.5】
左サイドでのプレイも淡々とこなしていたものの、囲まれると無理するところは本人の持ち味なので仕方がないところか。森本へのアシストは素晴らしいパスだったことを考えると、ミスをしてもチャンスメークするために行くネイツを信じるしかないということか。周りのサポートもなくなってくると良さを失うので、起用場所も含めて難しいプレイヤーだ。あのチャンスを決めていれば一気にヒーローだったので、サッカーとは難しいものである。。

【38:松田力:5.5】
守備面では前節に引き続きすばらしい出来。後半の途中まで堅く締められるのは彼の守備の賜物である。ただ、森本が退き、体力が消耗してくる後半になってからは何か対策が必要だ。

【9:森本貴幸:6.5】
ついに森本が開花したか。ノートラップで打ったゴールは右隅に転がり、2試合連続ゴール。徐々にコンディションは上がってきており、あとは90分持つ体力に戻ってきてほしいところ。今節も森本が退いてから防戦一方になってしまった。

【8:谷澤達也:5.0】
久々の登場で、太亮を生かす役割に奮闘しようとしていたが、周りの体力の消耗により、なかなかいいシーンを作ることが出来ず。ドリブルの切れを見ていてもコンディションがまだ戻ってきていない可能性を感じる出来だった。

【6:田中佑昌:5.0】
攻撃の奮起ということでの登場だったが、なかなかボールが回ってこず、守備に追われる展開が多かった。

【18:安 柄俊:-】
プレイ時間は短く、評価外。

【関塚監督: 5.0】

 健太郎が出場停止明けでどういった布陣になるのか注目だったが、ボランチは健太郎、パウリーニョのコンビで、富澤がCBに復帰。好調と言われていた水野が右サイドに入り、ネイツが左という布陣となった。序盤は北九州の強力な攻撃陣に対して、タイトに守備を行い、風間に仕事をさせない守りかたが出来ていた。対するジェフはロングボールで裏に出す、健太郎を中心に縦パスを入れてビルドアップをもくろむ2択で戦いを進め、徐々にジェフの流れになっていくタイミングで待望の森本ゴールが生まれた。ネイツが出したパスも秀逸だし、森本の判断も素晴らしかった。

しかし、後半に原のスーパーゴールが生まれてから、雲行きが怪しくなる。同点に追いついたことで勢いを増した北九州に対して、攻撃でのちぐはぐが目立つジェフ。ボールを奪ってもビルドアップの時点でパスミスが目立ち、ボールロストからすぐに攻撃されてしまう嫌な展開へ。ここから修正できずにボディブローのように攻撃を喰らい、高木のセーブもあったものの87分についに万事休す。その後も覇気はなく、追加点も許す最悪の展開となってしまった。

 しかしながら、試合後のコメントにズレが生じているのがすごく気になるところ。

富澤は「後半も前半みたいに外して前線にボールを入れられれば相手が引く。リードしていたので、良い形で押し込めれば失った後に良い準備が出来る。前半に出来ていたことが出来なかった」
太亮は「裏に出て行く意識はいいと思うのですが、誰かが引いてきて時間を作らないと行けない。全部、裏でやるのは難しいので」
キムは「相手のプレッシャーがあったので、蹴ってしまった。本当はつなぎたかったのですが」
松田は「もっと受けられます。コミュニケーションはしていて、DFがアイコンタクトをしてボールが欲しいと合図を送っていた。でもなかなか出てこなかったです。もっとシンプルに前に入れても面白いかなと思うけど」

特に、後半に失点してからの戦い方はちぐはぐだったことが明らかにわかる。健太郎が入ったことでややつなぎ気味になったことは事実だが、それでも前半は太亮から森本にシンプルにパスを出したり、松田にくさびのパスは入っていた。ただ、後半になってからつなぐ意識が強くなりすぎたのか、変なボールロストが多かったことも事実。そのときに、富澤はシンプルに裏に、とコメントしているし、キムは逆に蹴らされたというコメントの仕方もしている。太亮はおそらくもう少しつながないと体力が消耗していくことを懸念しているようなコメント。松田はもっと裏に蹴ってほしい。この状態だとなかなかうまく行かないということを露呈した試合となった。

個人的には同点に追いつかれた後の戦い方に関しては、谷澤を投入した時点でつなぎにいくメッセージで、ネイツの惜しいシュートにつながっている。その後の佑昌投入も裏にも蹴れという話でもあり、両方やれってことだったのかもしれない。ただ気になるのはそのときの守備の入り方だ。つないでいるところも低い位置でつないでいるので、取られた後、ラインを上げられないシーンが多かった。一度思い切って蹴って、やや前から守備に入るというシーンは確かに少なかった。森本が退いたことで、一度蹴ってそこから前から守備をし直すことが出来なくなっているのが今の現状かもしれない。パウニーニョ、富澤あたりのガス欠も気になるところ。個人的には攻撃というよりも後半、体力が消耗してからの守備の構築方法は再考の余地がありそうだ。京都、北九州と80分代から防戦一方になっており、改善が急務だ。

勝てばプレーオフ圏内だったのだが、是で8位に転落。東京V、愛媛と勝てなかったので詰め寄るチャンスだったが、もはや相手のことを気にしている場合ではなくなっている。後半の戦い方に修正を入れないと、このままズルズルと転がり落ちる可能性もある。プレイオフに入るためにも、残り試合、みんなが一つになる姿を期待したい。

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